こんにちは、柴多千咲です。今週はあたしと安孫子さんが司会担当です。 |
……おう、よろしく頼む。 |
パートナーが安孫子さんでよかったです。知らない人だと気を遣いますし…… |
それはわからなくもないけど。俺にも多少気は遣えよ? |
だって、安孫子さんってあんまり怒らないじゃないですか? 文句はすぐ言ってますけど。 |
いや……アレは冴木さんの前だからであってだな。 ナメたこと言ってたら、流石にキレるぞ。 |
ふぅん……それじゃ、やっぱり冴木さんに来てもらってよかったかなぁ。 |
……ん?今週のゲスト、冴木さんなのか。 |
●冴木さんはスーツ以外着ないんですか?
……というわけで。安孫子さんの希望もありましたし、今週のゲストは冴木さんです。 レイさま、よろしくお願いします! |
あの、俺は別に何も言ってないんだが……。 |
ハハハ、いいじゃないか。 全ての読者の皆さんが、僕の登場を心待ちにしていたはずだよ。 お待たせしたね。この僕こそ、LTLが誇る最大のアイコン……冴木麗だ。 |
はい、それでは質問への回答をお願いします。 |
……うん。まず、誤解を解かねばならないようだが、 僕は必ずしもスーツを好んで着ているというわけではない。 ただし、やはり公の場に出る場合には、それ相応の身嗜みが必要だね。 僕は社長だ。会社の代表者、会社の顔であり心臓だから、 24時間いつでも出社できる状態でなくてはいけない。 よって、必然的にスーツでいることが多くなるだけであって…… |
……たぶん、質問者の方は、 どうして出勤の必要がない『館』でもスーツだったのかって、 聞きたいんじゃないかって思いますけど? |
……む、そこか。その点についてはだね……まあ、習慣的なものじゃないかな? 現実世界でもスーツで過ごすことが多かったから、それに慣れてしまったのかな。 落ち着くというかね。とにかくスーツに愛着があるわけではないんだよ。 |
俺も……スーツ以外の冴木さん、ほとんど見たことないような。 |
あたしもです。お休みの日でも、スーツですよね? |
ハハ、まあそうだね。だが、服のコレクションはマンション一室分はあるよ。 もっとも、バカンスの時ぐらいしか着る機会はないけれどね。 |
……そういや、前に見せてもらったハワイ旅行の写真は、アロハでしたね。 (俺は会社でずっと徹夜作業してましたけど) |
アロハシャツ!?絶対似合わないと思いますけど!? |
君は失礼だね。ハワイに敬意を払うなら、アロハシャツ一択ではないかな? 夏、海とくれば、サングラスにアロハシャツだよ。 花火に浴衣、クリスマスにサンタ服のようなものじゃないか? |
えっと……よくわからないです。 そろそろ次の質問行きましょうか。 |
……下手したら『渦』での衣装もアロハだったのかもしれないな。 |
●レイ様に質問です!
初恋について詳しく聞かせてください!
ついでにタクトさんも初恋とか
面白い恋愛エピソードがあればお願いします!
お次はこれですね。 ……冴木さんにも、初恋はやっぱりあったんでしょうね。 |
初恋ねぇ……何をもって恋と呼ぶべきなのか。 幼い恋心を指すのであれば、残念ながら記憶には残っていないね。 |
で、もう一人のゲストの藍川さん。アンタはどうよ? |
どうも、ついでに呼ばれた藍川さんです。 俺はー……初恋って言ったら、 やっぱキスとかもろもろした相手のことなんじゃないかって思うけど、どうなの? |
ええっ!?そうですか!? |
……アンタはいろんな意味で、思い出たくさんありそうだな。 |
うーん……基本、あんまり過去に執着はしない方ですけど。 初恋って言ったら、まあいろいろありましたよ。軽いトラウマにもなってますけど(笑) |
笑いながら言えるんですね。 あたしの初恋って言ったら……ああ、あたしもちょっとトラウマ系みたいな。 |
……ふむ。人生、いろいろあるさ。 特に若い頃は過ちを犯すこともあるだろう。 だが、決して喜ばしくない出来事こそが、人を成長させるものだしね。 いいんじゃないかな、そういうのも含めて人生だということで…… |
……で、冴木さんの初恋についてはどうなんです? |
さて、次の質問に行こうか。 |
おいおい、ついでじゃない冴木さん。アナタはちゃんと答えてくださいよ? |
いいや、人に語るようなことじゃないと思うから、ノーコメントだ。 |
じゃあ、俺だけに後で教えてよ。気になるじゃん。ね?ね? |
……気が向いた時に話すよ。 |
うーん……確かに、余計に気になる感じになっちゃいましたね。 どうします?とりあえずこの質問は、このあたりで置いておきましょうか? |
そうするか。聞いても答えてくれなさそうだしな。 |
●冴木さんに質問なんですが、
冴木さんは普段どんな本を読んでいるのですか?
冴木さんの趣味欄に読書と書いてあったのですが
本を読んでいるところを見たことがありません。
これですよ。 |
……何が『これですよ』だ。 |
や、俺もちょっと気になってたこと。 |
読書は趣味だよ?君は……ああ、確かに君といる時に本は読まないか。 |
移動中とか、部屋で一人の時はよく読んでますよね。 いつも何冊かはバッグに入ってるような…… |
そうですねー。 リハビリで病院に通ってる時も、最初の頃はタクシーの中でも何か読んでましたね。 結構お話するようになってからは、読まなくなっちゃいましたけど。 |
……まあ、人といるのに本を読むのも無礼だろうと思ってね。 |
無礼とかは全然いいんですけど…… お仕事の邪魔してないかなって、ちょっと気になってました。 |
本当に目を通しておかなければいけない資料があった時は、 君にもそう言ってきたはずだ。 仕事ばかりが人生ではないからね。そう考えたら、最近は多少読書量も減ったかもしれないが。 |
冴木さん、見えないところでずっと勉強してる人だからな。 ビジネスとかIT関連以外にも、いろんな本読んでるなって思うよ。 |
そうだよ。リク、いいことを言うね。もっと僕を褒め称えるんだ。 |
そっか、読書は本当の趣味・特技なんだな。テニスとは違って……。 |
……君は黙っていたまえ。 |
なんでよ?テニスは思いっきり詐称じゃん。 アレはむしろ織沢兄の特技っていうか…… |
黙れと言うんだ。 僕は決して彼のことを意識してそう書いたのではなく、実際にテニスの腕前もだな…… |
あの、ケンカはやめてください。そろそろ皆さんとのお別れの時間ですし…… |
……む。もう3つの質問に答えてしまったのか? 随分早く感じるね……あと30問ぐらい答えてもいいところだが。 |
冴木が喋りすぎてるから、とっくに普段の尺より長くなってるよ。 |
……冴木さん。後はまた今度の機会にということで、今日のところはこの辺で…… |
仕方ないね。確かに、僕ばかりに人気が集中するのも申し訳ないし。 他のみんなにも露出の機会を与えてあげるべきだとは思うよ、うん。 |
はい。まだまだ質問は募集中ですから、皆さんよろしくお願いします! 登場してない人への質問は、もしかしたら採用される確率が上がるかもですね。 |
……だな。じゃあ、そういうわけで、お疲れさん。 |
安孫子さん、やっぱりおとなしかったですね? 冴木さんがいるとホント静かになりますよねー。 |
余計なことはいいから、もう帰るぞ。 |
安孫子さんは女の子にも弱いよね。なんだかんだで頭が上がらないっていうか。 |
だから、帰るっつってんだよ! |
ハハ……それではみんな、ごきげんよう。 寒い冬はまだまだ続くけど、元気でね。また会おう。 |
あ、冴木ー。これから飲み行く?初恋の話、続き聞かせてよー? |
……それは、また今度の機会に。 |