やぁ諸君、ごきげんよう! ついにこの質問コーナーも最終回を迎えることとなった。 無事にここまで進行できたのも、ひとえにみんなの愛のおかげだね。 ……僕への愛。ラヴ・フォーエバーだね。心から感謝しているよ。 |
どうも……今日は僕と、冴木さんが司会を担当します。 |
む?君は無理に喋らなくてもいいんだよ? 主人公のくせに最終回にしてようやく司会を担当することになった、レミ少年。 僕に任せておいてくれればいいから、君はタコ焼きでも食べて裏で待っていたまえ。 |
いや、その……冴木さんに任せてたらとんでもないことになりそうなので……。 |
言っている意味がよくわからないが、まあいいだろう。 僕の補佐役は任せたよ? |
(補佐というより監視役なんだろうけど、どちらにせよ荷は重い……とも言えないので) はい。がんばります。 |
さぁ、ショータイムの始まりだ! |
●何故冴木さんはそんなに格好いいのか
まず1つ目は、こんな質問だよ。 こういった傾向の質問は、本当に多かったね。 まあ、答えるまでもないかもしれないが、この際答えておこうと思う。 |
……ちょっと待ってください。いきなりそのチョイスは……何て言うか、その。 |
おや。僕が自己主張のために選んだみたいに言わないでくれよ? |
だって、そうじゃないんですか……? |
いやいやいや。というか、実際には僕宛の質問が大半だったのさ。 だけど流石に僕ばかりが目立ちすぎるのも申し訳ないから、 これまでは不人気な人たちもピックアップしてきたわけだよ! |
……そうですか。 (この質問を送ってくれた人もネタのつもりだったんだろうけどなぁ……) |
しかし……答えるのが難しい質問だね。 僕が格好良い理由は、『僕が冴木麗だから』としか言い様がないよ。 |
じゃあ、それでいいんじゃないでしょうか……。 そんなわけで、次の質問に行きましょう。 |
待て待て待て待て。何故、そう急かすんだい? |
だって、もう答えようがないって言うから…… |
それは言葉のあやだよ。答えようと思えば答えられるんだが、長くなりそうなだけさ。 |
ええ~っと……だったら、次の機会にしてくださいよ。 今回、質問の枠が5つあるんで、巻いて行かないと終わりませんよ……? |
むぅ……それもそうか。 仕方ないね。とにかく僕が格好良いというのは、僕が僕だからさ。 これからもみんなの憧れであり続けられるよう、努力するよ。 |
●冴木麗さんの私服か寝巻きを教えてください。
さて、お次はこんな質問だね。 |
あのー……せっかく最終回なのに、冴木さんの質問ばっかり採用するというのも…… |
しかし、僕が人気なのは事実なのだから、問題ないんじゃないかな? 需要は、確実にあるんだ。次回の人気投票では1位になることが確定している。 現在開催中のイラストコンテストでも、毎日僕のイラストばかり送られているはずだからね。 |
……とりあえず、質問への回答を、どうぞ。 |
私服は……本格的に語りだすと長くなりそうだから、簡単にまとめるよ。 おそらく君たちが想像するよりも遥かにカジュアルだ。 ジーンズを穿くこともあるし、ポロシャツやTシャツを着ることもある。 冬場は、どこに行くにもスーツのことが多いけどね。 前にも言った通り、服のコレクションはちょっとした自慢なんだよ? |
では、寝間着はどうでしょう。 わざわざパジャマに着替えたりするんですか? |
そうだね。パジャマは重要だよ。 夏場はバスローブ一枚で過ごすことが多いが、特に冬は拘り甲斐があるね。 上下セパレートの、暖かくて着心地のいいものを選んでいるよ。 僕はこう見えて、末端冷え性だからね。 |
じゃあ、この質問はこれぐらいで…… |
……本当に急かすね。 レミ君は、どんなものを着て寝ているのかな? |
僕ですか?僕は、スウェットとかジャージとか、 夏はパンツ一枚とか、別に、普通だと思いますけど……。 |
タコ焼き柄のパンツかい?それが普通だとはとても僕には思えないが…… |
普通の、トランクスです。もういいです。次に行きます……。 |
●タクトさんと冴木さんに質問です。一緒にお酒を飲んでいて楽しいのは誰でしょうか。
ちょっと、いよいよ僕一人では手に負えなさそうなので、 応援を呼ばせてもらいました……。 タクトさん、よろしくお願いします。 |
おっぱい大好きお尻も大好きタクトさんです、どぞよろしくー! |
ハハハ、よりにもよってタクトとは。 レミ君、タクトが大人しく君の味方をすると思ったかい? 呼ぶゲストを間違えたようだね。 |
いや、俺も空気読みますし。 あんまり暴走してたらツッコませてもらいますよん。 |
む……そうなのか。 空気を読むなら、レミ君をいじめ倒すべきだと思うのだが……。 |
冴木のことは置いといて、さっそく質問に答えるよー。 呑むのは……みんな楽しいけど、冴木以外かな。冴木だけはとりあえず除外でー。 |
ちょっと待て。いきなりなんだそれは。 僕は、君と一緒に呑むのを楽しいと思っていたんだが……? |
だって、『楽しい』っていうのとは違うもん。 冴木と呑むのは……なんだろうね。あんまりお互い喋らないし。 |
言葉を交わさないコミュニケーションというものもあるじゃないか? みんなに、僕らの仲が険悪だと誤解されるようなことは言わないでくれよ。 |
……冴木さんは、どうですか? 誰と一緒が一番楽しいかって言うと…… |
それは、タクトだね。 とは言っても、なかなか僕にはのんびり呑みに出かけるような時間もないわけだが。 やはり最も穏やかな心境で時間を過ごせるのは、タクトだと思っているよ。うん。 |
ああ……なんか全然嬉しくない(笑) |
無礼な奴だな。素直に喜びたまえよ? |
俺は、カリンとかと呑んでる方が気楽でいいよー。女の子のが気を遣わなくていいっていうかね。 無口な野郎は疲れるもん。はっは! |
言ってくれるね……。なら、もう金輪際、君を誘うのはやめるよ。 |
スネるなっての!おもしろいなー、社長さんはー! |
……あの。そろそろ、次の質問に行っていいでしょうか? |
えー?もうこの質問終わり? |
だから、巻いていかなきゃマズイんですってば。 雑談はまた今度という感じで、とにかくお願いします。 |
ハハッ。レミ君が成人した暁には、朝までじっくり呑み明かしたいね。 |
いや、それは……(断っても逃がしてくれないだろうな……) |
●アキちゃんは林檎が好きなんですか?? 林檎にはなにか意味があるんですか??
さて、次のゲストは狩野君だよ。 『藝術家の庭』も公開間近ということで、ぜひとも宣伝文句の一つでも言ってほしいところだけどね。 |
……うず。 |
あの……『渦』は、もう終わってますから。 |
あはは。なんつーか、お約束だなぁ。 |
……そうだね。やはり狩野君にお喋りを期待するのは間違いだったか。 |
……。 |
あの、質問への回答はどうします? |
俺たちが勝手に答えるわけにもいかないでしょ? |
しかし、このまま放置というわけにもいかないね。 リンゴを食べるのは、好きなんだと思うよ。よく食べていたから、それは間違いないと思う。 |
まあ、何でも出せる『館』で、わざわざ嫌いなものは食べないか。 ブロッコリーとかホウレンソウも好きなのかねぇ。よく食べてた気がするけど。 |
質問にある『リンゴの意味』っていうと……どういうことでしょう? |
たぶん質問者さんは、『シンボル』としての意味があるのかって聞いてるんじゃないかな? |
『シンボル』っていうと……? |
例えばアダムとイヴのリンゴなら、知恵の実・罪の果実だろう?転じて、人間の原罪の象徴、とかね。 ニュートンのリンゴなら、連想されるのは重力だろうが、 同時に地球に張り付かざるを得ない、何者かのシンボルでもあるかもしれない。 |
ウィリアム・テルのリンゴに、ルターのリンゴ。ビートルズのリンゴとか、他にも色々あるからね。 気になる人は自分で調べてみるといいと思うよー。 |
ううん……よくわかりませんが、何となくはわかりました。 狩野さんは、難しいこと考えてそうですもんね。 |
……うず。 |
●冴木の母に質問です。 今のレイ様、シズクちゃんを見てどう思いますか?
それでは、最後のゲストです。冴木さんのお母さん、よろしくお願いします。 |
おい、ちょっと待て。これは……聞いてないぞ。 |
おや。今週のサプライズゲストー……ッて感じなのかな。 |
はい。僕の独断というか、なんというか。そんな感じです。 |
……本当に来ているのか? |
ええ、来てますよ。 |
……むぅ。 |
はい、社長が無口になりました!レミ君グッジョブです!! |
はは。流石の冴木麗も、親の前ではしおらしくするようだな? |
マザコンなの?ねぇねぇ、冴木ってマザコンなの? |
マザコンに決まってるさ。ほら、普段の威勢はどうしたんだ? |
……黙りたまえ。というか狩野君は、さり気なく普通に喋るんじゃない……。 |
それでは、冴木さんのお母さん、回答をお願いします。 |
冴木桜です。よろしくお願いします。 どう思うか、ですか……。素直に、嬉しく思いますよ。元気そうで、何よりです。 |
冴木、泣けっ!泣いてもいいんだぞ!!(笑) |
うるさい。僕は泣かないよ。生まれてこの方泣いたことなど、ない。 |
大企業の社長になって、偏屈になってしまわれたようですけど、その点はどう感じますか? |
偏屈なのは……そうですね。 昔からだと思います。きっと、お父さんに似たんでしょうね。 |
……っっっ!!(笑いすぎて声にならないようです) |
……母さん。申し訳ないが、そういった発言はオフレコにしてもらえないだろうか? |
だって、これはそういうコーナーでしょ? レイにもお友達がたくさんできたみたいで、本当に嬉しいわ。 |
まぁ……うん。 |
ところで、シズクにも仲良くしてくれてる人がいっぱいいるようね? |
シズクのことは……小耳には挟んでいるが、僕は詳しくは知らないよ。 |
ちゃんと、気にかけてあげてね。お兄ちゃんなんだから。 |
お兄ちゃんなんだから!!(笑) |
……わかってるよ。もう、いいから。 とりあえずタクト、君は消えろ。今日のことは覚えていろよ……!! |
……。 |
あれ?狩野さん、勝手に一人帰っちゃってますけど……。 |
何か、気に障るようなことでもあったんでしょうか……? |
気にしなくていいよ。彼は、もともと気まぐれなんだ。 どうせ、飽きたから帰っただけだろう。 |
……そういう決め付けは、よくないわ。 あなたの悪い癖よ。昔から思い込みが強いっていうか…… |
そうですよね。もっと言ってやってくださいよ。 死んじゃったお母さんに説教してもらえるなんて、幸せですよねぇ~。 |
もう……限界だ。レミ君、後はまとめておいてくれ。 |
……え?冴木さん、どこに行くつもりですか……? |
それではみんな!!『藝術家の庭』で会おう……!! |
さっ、冴木さーん……!! |
あーあ。逃げちゃった。 |
すみません。いじけるといつもどこかに行っちゃう子なんです。 |
しょうがないですねぇ。 それじゃサクラさん。ボクと二人で、これから呑みに行きましょうか? |
……え? |
タクトさん、やめてください。 |
あはは、ほんのジョークじゃん。 |
(本当に見境ないなぁ)……とりあえず、企画はこれで終了です。 最後に全員で、改めて皆様にお礼の言葉を伝えましょう。結局3人になっちゃいましたけど。 |
全16回、計50個の質問に答えたことになります。 最後にちょっと出ただけの私が代表して言うのも何ですけど、 本当にたくさんのご質問、ありがとうございました。 |
みんなの協力で楽しい企画になりました! アレやコレや、色んな話が出たよね。 次またこんな企画があったら、もっと踏み込んだ質問も俺は歓迎するよ! |
今回採用できなかったご質問も、SSやファンディスクなど、 今後何らかの形で活かされていくかと思います。 僕たちの物語は『藝術家の庭』で一段落となりますが、 これからもLTLと、sweet ampouleをよろしくお願いします!! |
みんな、愛してるぜ!! |