今日は。ホワイトボオドの蝴蝶(こちょう)と申します。本日は、どうぞよろしくお願いします。 |
……織沢鋭人(おりさわ・さきと)です。よろしくお願いします。 |
……人形眺夢(ひとかた・ながむ)です。よろしくお願いします。 |
あの……私は、LOOPTHELOOPの黒岩文ですが……普段からこのような服装をしているわけではありません。今回は、リクエストに応じるということで止む無く仮装しているだけですので……。 |
……うん。 |
了解しました。 |
……よろしくお願いします。 |
俺が言うのも何だが……この面子では、あまり会話は弾まなさそうですね。 |
……はい。私が言うのも何ですが。 |
そこは、織沢さんにも頑張っていただけたらと。私も、本来人前で話すのは得意ではありません。 |
でも……蝴蝶さんは、ホワイトボオドでは皆を先導するというか……いつもまとめ上げてくれているように思いますが? |
あれは……後の副管理人が、あまりにどうにもならないからです。ヴェリタスさんもクヨウさんも……当企画しかご覧になっていない方にもご理解いただけるかと思いますが。 |
……確かに。あの二人に司会を任せるのは難しいでしょうね。 |
……人形さんも、お喋りは苦手なのでしょうか? |
僕? 僕はー……どうだろうね。バイト先では、割とよく喋るほうだけど。一緒に働いているのが、店長以外年下だからね。 |
ああ……何となく想像できます。バイト先では、『頼りになるベテラン』という感じなんですね? |
いや、そこまで頼りになるわけじゃないと思うけど……。 |
……人形さんは、私たちの前では控えめな印象ですが。本当は社交的な方なんだろうと、私は認識していますよ? |
いやぁ……どうなんでしょうね。ただの人見知りですよ。冗談を言うのも上手くありませんし。 |
……私より、人見知りではないと思います。 |
私は、仕事場では全くの不器用でした。お二人以上に、自分を出して話すことなどできなかったように思います。 |
そう……らしいですね。僕としては意外ですけど。 |
そうなんですか……。蝴蝶さん、仕事も凄くできる女性という印象でした。 |
全くそんなことはありません。社会的には、ダメダメでした。 |
……ダメダメ、でしたか。 |
言われてみれば……俺は、部下の前でもあまりお喋りではない気がするな。 |
織沢さんは、『厳しい上司』という雰囲気ですよね。僕はそんなに怖がられてはいないので、向こうが気安く喋りかけてくるというのもあると思います。 |
怖がられている……ところは、あるかもしれませんね。あまりに馴れ馴れしくなってしまうと締めるべきところを見失いそうなので、私も気を付けてはいます。 |
柴多さんに対しては、少し違う気もしますが? |
……何が言いたい。彼女とも、職場では他の部下と同じように接している。 |
一歩職場を離れたら……っ。 |
何を興奮してるんだ。それは……多少は違うだろうが。会話の内容が変わるだけで、接し方を変えているつもりは、俺にはない。 |
お二人で、どのようなことを話されんですか? |
……蝴蝶さんは、柴多をご存じないでしょう? 説明しても仕方がないと思いますが……。 |
察するに、可愛い女性の後輩なのかと。 |
……概ね間違ってはいないかもしれませんが。柴多とお会いする機会があれば、紹介させていただくようにします。 |
楽しみにしていますね。そういった機会があるのを切に願います。 |
まあ、今回こうして皆さんとお会いできたのも、珍しいことですからね。他の作品の方々とお話できて、光栄に思います。 |
……LTLを代表して出てきたのが俺で、多少申し訳なく思う。 |
私も……よりによってこんな衣装ですし。 |
あはは……それは言いっこなしだよ。僕も、『ホワイトボオドを代表する』なんて言ったら、荷が重すぎるし。 |
ところで……そろそろ、撮影に移りましょうか? |
……あ、そうですね。 |
では……よろしくお願いします。 |
はい。……もう少し笑顔の方が望ましいかと思いますが。 |
この写真だと……蛍信出版から、僕の本が出るように決まったみたいな感じですね。 |
……はい。不思議な絵面ですね。作品の持ち込みは一切お断りしておりますので、該当する小説賞に応募して下さい。 |
……なんと事務的な。 |
はは……下心があって言ったんじゃないですよ。『本にしてくれ』なんて言うつもりはありませんから。 |
では……次は私たちの番ですね。あの、本当にこの格好のままで撮るんでしょうか? 私の黒歴史になってしまうような気がしますが……。 |
黒歴史も何も……SSなんかでは普段からその格好で出演しているように思うが? |
そっ……そんなことはありません!! こんな格好になったことはありませんし、これは、何かの……間違いです!! |
よく似合っていると思いますよ。それでは撮影しましょう(ニッコリ)。 |
……はい。 |
……うん。これで、無事に目的は果たせたな。 |
波風なく進行できましたね。……良くも悪くも。 |
今回は下品なキャストもいませんでしたしね。卑猥な発言が一度も飛び出さなかったのは、企画が始まって以来初めてではないですか? |
ええ。冒頭の説明に当たる第0回と、第4回(ルカ、リヴェル&ダブルゴリラ)以外では、何故か毎回『おっぱい』という単語が出ていましたからね。 |
あっ……。せっかく今回は誰も言ってなかったのに……。 |
はい、わざとです(ニッコリ)。 |
……蝴蝶さんは、こういうところが読めないですよね。 |
いずれにせよ、下品な方向で騒がしくならなかったのは、俺としてはよかった。皆さんがゲストでよかったと思います。 |
まあ……その分、あんまり気の利いた話もできませんでしたけどね。 |
私も安心しました。私、その……もっと『この格好』をいじられるかと、危惧していましたので。 |
……いじってほしかったのか? |
いえ!! 全然……っ!! |
では、弄りましょう。その衣装は、自作ですか? |
え……っと、その、購入したものです。一部、手直しはしていますが……。 |
サイズ直しですか? |
その……フリーサイズだったので、ウエスト周りを調整したり、その他も、いろいろ……。 |
成る程。ということは、初めて買った衣装というわけではなさそうですね。 |
なっ……!? ちっ、違います! 私には、コスプレをする趣味などありませんから……!! |
……彼女は、ああいうキャラなんですか? なんというか……コスプレが趣味なのを隠しているとか。 |
実際、俺もよく知らん。妹と仲良くしてくれているようだが、うちの妹があんな格好をしているのを見たことはない。 |
……そうですか。 |
ひとまず、皆さんにお別れの挨拶をしておきましょう。今回もお付き合い下さい、ありがとうございました。 |
ありがとうございました。質問の募集は終了していますが、あと4回更新が予定されていますので、最後までお楽しみ下さい―― |
黒岩さん、スタイルいいですよね? 何カップあるんですか? |
あの、私は、その……!! |
……二人は、引き続きあの調子ですね。 |
仲良くやっているようなので放っておきましょう。俺は帰ります。 |
あ、じゃあ僕も……。 |
はい。お疲れ様でした。 |
お疲れ様でした。 |